(24.05.10 22:22)Onizuka schrieb: Ich möchte an dieser Stelle noch ein weiteres hübsches Kanji-Zwillingspaar vorstellen;
探す (suchen) vs. 捜す (suchen)
Ich vermute und hoffe, dass sie austauschbar sind! ?
Und schon wieder bietet der Link von Zatsugaku-Hakase die Lösung ( ich hoffe Onizuka, du hast bemerkt, dass dort sehr viele Doppelkanji geschildert werden!)
(問)「捜す」と「探す」の使い分け
(答)日本語としての「さがす」という語は、「見つけ出そうとしてあちこち見回しながら動く」という意味である。しかし、これに漢字を当てる場合、「犯人を捜す」「空き家を探す」というふうに「捜す」と「探す」が書き分けられている。それは、それぞれの漢字の持つ意味が異なるからである。しかし、その意味の違いは、「さがす」という動作そのものの違いではなく、どういうものを「さがす」かという、その目的物の違いによるものである。
まず、「犯人を捜す」のように、「捜す」を用いる場合であるが、この方は、見えなくなったものを「さがす」場合である。犯人というのは確かにいたはずである。それが逃げて見えなくなったということで「さがす」から「捜す」である。「うちの中を捜す」「財布を捜す」など、いずれも見えなくなった場合が「捜す」である。それは、音読で「捜査・捜索」と用いる場合の「捜」と同じ意味である。
これに対し、「空き家を探す」のように、「探す」を用いる場合であるが、この方は、欲しいものを「さがす」わけである。空き家が欲しい、どこかに空き家がないかということで「さがす」から「探す」である。「職を探す」「あらを探す」など、手に入れたいもの、あれば見付けたいものなど、いずれも「探す」になる。それは、音読で「探訪・探勝」と用いる場合の「探」と同じ意味である。
しかし、こういう場合に目的物の違いによるといっても、それは目的物の持つ性質の違いによるわけである。したがって、例えば「財布を捜す」は自分の使っている財布が見えなくなった場合であるが、何か手ごろな財布を買い求めようとする場合は「財布を探す」となる。同じことは、名詞としての「人さがし」「家(や)さがし」についても言える。行方不明の特定の人の場合は「人捜し」になり、こういう人が欲しいという求人の場合は「人探し」になる。家の中にあるはずのものを「さがす」のが、「家捜し」であり、住む家を「さがす」のが「家探し」である。
もっとも、「捜す」と「探す」にこのような使い分けを行おうとしても、実際問題としてはいろいろ紛らわしい場合が少なくない、その点では、日本新聞協会の新聞用語懇談会が編集した『新聞用語集』において、「捜す」を「捜索」の意味だけに用いる特殊用語とし、「探す」の方を一般用語としていることも参考になる。「捜す」と「探す」を使い分けようとして紛らわしい場合には、「捜す」よりも「探す」を書いた方が無難だとも言えそうである。ところが、国語審議会の漢字部会が作成した参考資料「異字同訓」の漢字の用法」(昭和47年6月)には、逆に「空き家を探(捜)す。」のように示されている。すなわち、「探す」の代わりに「捜す」も用いるという示し方であるが、これは、当用漢字の旧音訓表(昭和23・内閣告示第2号)の扱いを考慮したものである。旧音訓表では「捜」のみ「さがす」という字訓が掲げられ、「探」にはこれが掲げられていなかったため、新聞などでは「探す」を用いる場合にも「捜す」と書くことが行われていたからである。
これに対し、当用漢字の新音訓表(昭和48・内閣告示第1号)では、使い分けのできる異字同訓が積極的に取り上げられ、「探」にも「さがす」という字訓が掲げられた。そこで、旧来の慣用を復活し「捜す」と「探す」をつかいわけることになった。しかし、一時的ではあるが「探す」の代わりに「捜す」が用いられていたのであり、これを全く誤りとするのは行き過ぎだと考えられたのである。ただし、当用漢字の新音訓表に従うならば、旧来の用い方によって「捜す」と「探す」を使い分けることができるようになったのである。
〈筆者注〉 現行では、「探す」と「捜す」を使い分けることができるようになったのですから、「漢字部会」の
捜す―うちの中を捜す。 犯人を捜す。
探す―空き家を探(捜)す。 あらを探(捜)す。
は、現行にそぐわないと思います。改めるべきではないでしょうか。
Es kommt darauf an, was Du suchst. Der Rest steht oben. Suchst du etwas, weil du es dir wünscht; oder suchst du etwas, weil es dir entschwunden ist.